新潮社。
対人関係に難ありの医師・天久鷹央が、医療知識を活用し事件を解決するミステリーの第10作目の小説です。
医療系小説は好んで手に取ります。
毎回あまり有名でない病名が出きて、「そんな病気もあるのか~」と勉強になり、今後の作品も期待したくなる作家さんです。
ただ、ミステリーという面をみると、犯人はわかりやすいです。
もともと、犯人を当てるというよりも、医療知識を使った手法を考えさせる作品です。
読み始めると先が気になり、一気読みしてしまいます。
医療系に興味がない方でも、読みやすい作家さんではないでしょうか。
余談ではありますが、
現在、現役医師でありながら小説を執筆している作家さんは非常に多いです。
ミステリーを執筆している方も多いですが、社会派作品や医療現場のノンフィクションなども多いです。
過去の偉人で、医師であり小説家である人を見つけました。
色々な偉人がいましたが、驚いたのは「森鴎外」です。
作家として非常に有名ですが、ドイツに留学し軍医を務めています。
非常に甘いものが好きだったようです。
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