祥伝社出版。
中山先生のヒポクラテスシリーズ4作目です。
医師である中山先生ならではの、法医学者を主役とした、医学知識がふんだんに盛り込まれた作品です。
表現がリアルで、食事をしながらは厳しいです。
中山先生あるあるになってしまうのですが、有能だが癖の強い主人公&脇役に固められた登場人物で、読んでいて気持ちが良い反面、それは無理じゃないかなと余計な突っ込みを入れたくなることもあります。
それでも毎回楽しい楽しいと読んでしまいます。
内容は充実しており、一気読みは間違いありません。
余談ではありますが、
法医学の書籍といえば、上野正彦先生の「死体は語る」が有名です。
この本は上野先生が実際の遺体を解剖した結果を書籍にしたノンフィクションで、非常に興味深く、事実は小説よりも奇なりとはよく言ったものだと感心したことを覚えています。
さて、その上野先生ですが、専門学校時代に講師として計4回の特別授業を行って頂きました。
その内容はグロいの一言でした。
詳細は省きますが、「人も煮凝りになる」とだけお伝えしておきましょう。
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